2012年2月26日

Just Loomis

Just Loomisはロサンゼルスをベースに活躍している写真家。
a-haのアルバム、Hunting High and Low、Stay On These Roads、East Of The Sun、Headlines and Deadlines、Memorial Beachの他、You Are The OneやMove To Memphisといったシングルのジャケット写真、多くのプレス写真に関わった人です。

モートンのソロが決まった2011年、20年ぶりに写真撮影をした彼にa-ha-live.comのJakob Sekseがインタビューを行い、その内容を公開してくれました。(2012年2月24日付)
http://a-ha-live.com/articles_Interview_JustLoomis.html

インタビューの内容(要約)

* アルバム、Out Of My Hands について: ジャケット写真の撮影場所と時期は?
   2011年9月、ロサンゼルスで撮影した。
   モートンはノルウェー人プロデューサーのLars Hustoftと仕事をするために街にいた。ちょくちょく一緒に出歩いて、かなりくつろいだ感じで何度か写真撮影をした。また一緒に仕事ができて最高だった。

* モートンを水の中に立たせて撮ったのは?
   何度も出歩きながら違ったアイデア、場所、アルバムジャケットに対する思いを話し合い、水はモートンのアイデアだった。(他の話をしていても)水から現れるというアイデアに彼が戻り続けたので、水には彼に必要な何かがある、これはするべきだと思った。このような経過をたどったことにとても満足している。ほぼ1日、夜まで撮影してモートンはびしょぬれだった。

* 撮影機材は?
   ジャケット写真は自然光で撮影した。いろいろ使うのは好きではなく、写真家として、最低限の機材でイメージを仕上げられるようになるべきだと考えている。夜はちょっと変わったタングステン光とストロボを使った。

* 撮影後のグラフィックデザインは?
   Hunting High and LowやStay On These Roadsを含め何年もa-haのジャケットを手がけた、ロサンゼルスにあるSmog DesignのJeri Heidenが担当した。

* 完成したアルバムは聴きましたか?
   アルバムは聴いていないけど、撮影中に聞いたのは大好きだった。少しだけa-haっぽいけど、モートンが自分の道に進んでいることを感じた。


* 2011年9月のジャマイカ訪問について:
   モートンのユニセフ活動でジャマイカに同行することになったいきさつは?
   ロサンゼルスでアルバム撮影をした後、ユニセフに関わっているところを撮ってほしいとモートンに頼まれた。この時の写真は(長時間のTV番組で寄付を募る)テレソン期間中、ノルウェーの全新聞に掲載された。ユニセフの活動を終えた夜に別シリーズの写真撮影を行い、これは後日明らかになる。


* a-haが解散を決めたことについてはどう思った?
   もういろいろ言われた話だから、そう付け加えることもないような気がする。写真家を含め、創作活動をしていれば区切りを迎えるのは自然なこと。人は変わるし、好みも変わる。メンバーがそれぞれの使命を求めて進む時期だったということで、あれだけ続いて私達はみんな幸運だった。

* ロサンゼルスでのファイナルコンサートには行きましたか?
   家族と行って最高だった。最初のワーナーとの契約でサインしたJeff AyeroffがHunting High and LowのデザインをしたJeri Heidenと来ていたし、Take on Meのビデオでアニメーション全体の責任者だったMichael Pattersonがいたのには驚いた。彼は南カリフォルニア大学で映画を教える教授になっている。同窓会のようで最高だった。

* 2011年2月にStenersen Museumで写真展を開き、初めてノルウェーに行った感想は?
   素晴らしい体験だった。オスロは初めてでとにかく大好きだったけど、寒かった!As We Are の本を中心にした写真展でStenersen MuseumのSelene Wendtと仕事ができて何もかも良かったけど、夏にまた行きたいね。

* 次のプロジェクトは?
   新しい本と3つの写真展(の準備に)取り組んでいる。