2012年4月5日

Out Of My Hands - 歌詞を公開

モートンのオフィシャルサイトに今度のアルバムの歌詞が全曲掲載されました。

残念ながら噂されていたポールの曲はありませんが、ペット・ショップ・ボーイズの2人が書いた曲(Listening)ではバックボーカルにニール本人が入っていたので期待度がアップしました。モートンとニールの声が重なるなんて想像したこともなかったので、これは嬉しい予想外!

頭の中では2人の声で同じフレーズ、“君の瞳に恋してる”が響いています。


この曲は映画“コーンヘッズ”のサントラ、という基本情報しか知らず、以前はYouTubeでもいい音でアップされたものが見つからなかったのですが、ペット・ショップ・ボーイズ関連でふと思いついて検索してみたところ、a-haが解散した後に誰かが作ってくれたようです。
とんがり頭の画像は見たことがあっても映画そのものは見たことがなく、今回リンク先を探してちょっと情報をチェックして、監督がスティーブ・バロンだったことを初めて知りました・・・だからサントラに参加したのか・・・改めて納得です。
スティーブ・バロンは言わずと知れたTake On Meのビデオでa-haを世界に送り出してくれた人。あの人がいなければ、私は一生モートンのことを知らなかったかもしれません。なんせ今のようなネット情報が一切ない時代でしたから・・・



こちらはペット・ショップ・ボーイズ。
U2の Where The Streets Have No NameCan't Take My Eyes Off You を組み合わせてあり、個人的にかなり気に入っている曲ですが、ビデオを見たのは今回が初めてでした。

リメイクが多いのでYouTubeでも山のように出てきますが、なぜかフランク・シナトラはフランク・シナトラの声じゃないものばかり・・・


あれ?モートンと同じ?どう聞いても声の質が違うような気がするんですが・・・

ついでに聴き慣れたバージョンをチェックしてみたら、後ろで踊る2人のおじさんが楽しかったです。


曲しか聴いたことなかったけど、こんな感じで歌ってたんですね。80'sの初期はまた時代が違います・・・

2012年4月4日

モートン - ドイツでのインタビュー


残念ながらドイツ語がかぶさってモートンが何を話しているのかほとんど聞き取れないけれど、部分的に分かった言葉はウェブ記事に書かれた内容と部分的には重なっているようです。

(抜粋:ドイツ語→英語→日本語)

厳格なことで有名なMr.Harketですが、正直なところはどうでしょう?

ドラッグやアルコールに興味はない。ドラッグは自分自身へのアクセスをブロックしてしまうから危険だよ。

名声は彼をよそ者にした、という疑問もあります。

社会からは追い出されるよ。どこにでもいる人じゃないから、突然普通じゃなくなる。劇場は自分の心理検査、彼らの日常生活から変化をもたらす存在になる。

5人の子を持つ父親は精神的に平和な状態にあり、純粋な世界を保っている。傍らにあるのはハンガリーの哲学者、アーヴィン・ラズロがカオス理論を考察した"The World at the Crossroads"。

こういうことは何でも面白いよ。

たぶんこれが52歳に見えないほど状態の良い理由でしょう。
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インタビューのビデオでは他にも、“今は何千とチャンスがある。80年代はたぶん5つぐらいだったろうね。” と話しています。
The Chaos Point: The World at the Crossroads という本は新版があり、今は Chaos Point 2012 and Beyond: Our Choices Between Global Disaster and a Sustainable Planet が出ているようです。アーヴィン・ラズロの本は日本でも出版されていて、カオス・ポイントもあるようです。出版された日付を見る限りこの日本語版はモートンが読んでいた本だと思われますが、サブタイトルが新しい方に近いので詳細は分かりません・・・
ソロツアーについてはまたツイートがあり、今度はイギリスのSongdogがブリュッセル、パリ、イギリスの前座を務めるそうです。


2012年4月3日

日本でのアルバム購入&ポール情報

ApparatjikのSquare Peg In A Round HoleがiTunesに出た、デラックスバージョンはおまけ3曲にデジタルブックレット付き、というツイートが昨日の夜に入った。
タワレコHMVは通常版のみだし、無料アプリで遊べるジャケットがダウンロードできることを考えるとiTunesの方がいいのかなと、日本のアカウントでチェックしてみた。
iTunesでは通常版もデラックスバージョンもOK、しかもシングルの取り扱いまであり、動画でけっこうお気に入りのCombat Disco Musicも購入できることが分かったので、今回はダウンロード購入になりそうです。

モートンのOut of my handsはアマゾンの他、タワーレコードでも取り寄せ対応してくれるのですが、今のところHMVは出てこないようです。iTunesがどうなるかは分かりませんが、日本でも出るとすれば発売日頃にアナウンス入ると思います。

ついでなのでiTunesでポールの名前も検索してみたら、もちろんa-haがたくさん出てきたのですが、彼自身のバンド、SAVOYも結構出てきたのは嬉しい。
a-haとしてもリリースされている曲でもSAVOYバージョンの方が聞きやすいと思うことがあるので、日本でも扱ってくれるiTunesは助かります。

今日の夜はApparatjikの念押し、モートンのツアー情報更新(フランス人シンガーの参加日程)、さらに久しぶりのポール情報が、a-ha.comからツイートされました。3人が別の活動に移ってもフォローしてくれるのはいいですね。やっぱりa-haの“続編”は気になりますから。

2012年4月1日sonicscoopで紹介されたポールの話(抜粋&意訳)

大人になった時、自分がやりたいと思うのは本当に好きなこと。ニューヨークのスタジオで初めてデモを作り始めた頃はテープしかなかった。今はずっといい音のアルバムを作れるようになり、技術のおかげでもっと大事だと気付いたことに取り組む時間が増えた。
a-haとして飛び回っていた時期はどこにも住んだと言えない状態だったけど、初めてプロモーションでニューヨークに来た時ソーホーが大好きになり、ここだと思えた。
今はコンピューターを使うことが多く、設備面ではコンパクトになり、手間が減ってゆとりもできた。いろいろ試すのは好きだけど、することが大量にあるとできない。


他にも技術的な話やヒットに対する考え方、a-haでも自分達の方向性を考えて動いていたこと等がぎっしり書かれていますが、いろいろな才能が集まるニューヨークで刺激を受けながら音楽を続けられる生活をかなり楽しんでいるようです。

2012年4月2日

モートン - ブラジル訪問の1時間番組

a-ha-live.comに、ノルウェーのテレビ(TV2)でモートンの1時間番組が放送されるというニュースが載った。放送日は今月14日で、タイトルは“Morten Harket – mannen bak myten”(Morten Harket – 伝説の裏側)。

TV2の紹介にはこう書かれているそうです。

1991年、Maracana Stadiumを有料入場198,000人の観客で埋め尽くしてa-haに世界記録をもたらした。ブラジルのリオに戻ったMorten HarketにDorthe Skappelが同行し、番組は彼の人生とキャリアを独自に見つめます。
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195,000人、197,000人、198,000人、20万人と情報源によって数字が違い、当時のギネスブックも持っていないので正確な人数は分かりませんが、南米でのa-ha人気は半端ではなく、数千人は誤差の範囲なのかなと思います。
ノルウェー(Hydro社)がアルミニウムの原料をブラジルから輸入していることに関係しているのかもしれませんが、a-ha.comがファンの写真を集めているFlickrサイトにコンサート会場で使われたドリンクの缶に、自分が買っていれば保存したくなるようなデザインの写真もありました。
http://www.flickr.com/photos/29325882@N03/4930392460/in/faves-52148918@N04/
http://www.flickr.com/photos/29325882@N03/4929810933/in/faves-52148918@N04/


反対側にリサイクルを呼びかけるメッセージが入っているので実際に持っていたら悩んだかもしれませんが、写真でしか見ていないので資源の無駄遣いはせずに済みました。

a-ha.comのFlickrは解散が決まる前から“自分で撮った写真をここに載せて共有してね”とファンの写真を募集していましたが、ファイナルになるとどんどんヒートアップしてピンボケでも構わず100枚以上載せる人が何人も・・・
それでもいい写真がたくさん混じっているので見始めるとちょっと時間がかかってしまいます。


TV2のサイト(動画付き)の内容
(ノルウェー語→英語→日本語)

a-haのボーカリスト(だった)Morten Harketは、話し方や論理的な思考で多くのコメディアンからパロディの対象にされてきましたが、霧の王子(tåkefyrste)という呼び名はたいしたことではなかったようです。

あれは良かったと思うよ。自分がもらえる最高のニックネームだ。この国の霧の支配者として任命されたって想像してごらんよ。
霧の国ではそれこそ王子を必要としている。それが自分だとは言わないけど、見えない名誉ある指名だと理解しているよ。彼らは自分達が何をしたのか分からず見事に当てたよね。

霧の多い地形に入って行ったのは意図的だった?
いや、自然にそうなっただけ。素直なものだよ。
もちろん何かの地図を探しに行ったんじゃないって信じてた人もいるけど、彼らとは意見が合わないな。

同行したSkappelは、“あれは冒険だったと思う。全く新しい形でモートンをよく理解できるようになった気がする。”と話します。
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個人的な解釈ですが、環境問題に関心の高い彼にとって霧の国というのは山や森林といった自然を象徴しているのかも、という気がします。


a-ha-live.comはドイツのiTunesでボーナストラック(Undecided)付きのスペシャルエディションが出たことも紹介していましたが、残念ながら日本は対象外でした。

2012年4月1日

モートン - ドイツでのインタビュー4

a-haの後期から活動の基盤になっているドイツでのプロモーションはかなり活発で、a-ha-live.comの情報によると今週は20のメディアインタビューをこなしたそうです。


今日はハンブルグのNDR2 Radioを訪問し、ミーグリに当たったリスナーに会いました。
当選者2人のうち1人はモートンの大ファンだという夫を連れてきましたが、一緒に会うことを認められて大喜びでした。

この時のビデオでモートンが話している言葉はドイツ語がかぶってほとんど聞き取れませんでしたが、断片的にドイツ語が止まって少しだけ分かって、昨日のブログに書いた内容と同じでした。

今回のホストだったElke Wiswedelは、モートンがコンサートをしながらオーディエンスと個人レベルでつながることができるのか知りたいと思いました。

僕はエンターテイナーじゃなくて従事者。自分にとってはそれが面白いし、それが僕を音楽に引き付ける。歌って踊るタイプじゃない。だから私的、個人的なものだし、すぐプライベートになる。そういうことに興味をそそられる。だからその場にいるみんなと個人レベルの交流があるような感じ、というのは事実だと思う。見分けはつかないだろうけど。

この後、BILD新聞とハンブルグのPlanten un Blomen(植物園)を訪れました。



他の2人がいなくてちょっと寂しいと思う?

そういう気持ちになったことはない。他のメンバーがいなくても寂しいとは思わない。一人っきりじゃないし。自分のプロジェクトでは全く1人で作業することはなく、何人もの人との共同作業。いつもと同じだよ。時々会うこともあるし、お互いの活動をフォローして連絡は取り合っている。化粧がどうとか比較する10代の女の子じゃないから(そんな風に)おしゃべりすることがないだけ。

(時々ドイツ語の話に反応しているので)ドイツ語は分かるの?

話せないし練習したこともないけど、25年の間に何度も来てるから。今では深く根っ子を張ったような感じ。

帰ってきたって気がするみたいな?

そう言える国の1つだよ。


植物が好きなモートンの希望で植物園を訪問。専門家の目で熱帯の温室を見て回った。彼は色あせない、とはとても言えない日本の桜を指さした。


幹と枝は一緒じゃない。そう配置されているんだ。

動植物への興味はどこから来ているの?

自分の内側からだよ。
僕は作曲する時、長い経過をたどる。何もないところから突然何かが生まれるんだ。素晴らしいよ。

ハンブルグでのコンサートでは、自分の曲も多いのにa-haのヒット曲もする。

自分の人生の大きな部分を占めているけど、今はソロアーティストになりたいんだ。ゼロからの再出発として。